
2025年4月13日~10月13日まで、大阪湾に浮かぶ人工島「夢洲(ゆめしま)」を舞台に開催されている「大阪・関西万博」。
万博史上最多の160以上の国・地域、国際機関が参加し、パビリオンでは各国の伝統や文化、グルメなどに触れることができます。また、日本の企業や自治体、クリエイターがプロデュースするパビリオンなどもあり、最新テクノロジーを体験することも。
「楽天トラベルガイド」編集部で現地を取材し、見どころ盛りだくさんの大阪・関西万博のおすすめポイント、最大限楽しむコツなどをまとめて紹介します。
目次
●大阪・関西万博って何があるの?
└ 海外パビリオン
└ 国内パビリオン
└ 噴水ショー・ドローンショー
└ グルメ
└ ミャクミャクグッズ
●アクセス
そもそも「万博」とは?

「万博」とは「万国博覧会」の略称で、地球規模の課題解決のために、世界中のヒトやモノが集結する一大イベントです。
新しい技術が披露される場でもあり、ニューヨーク万博(1853年)のエレベーター、フィラデルフィア万博(1876年)の電話、パリ万博(1889年)のエッフェル塔、大阪万博(1970年)の動く歩道など、万博をきっかけに広まったモノがたくさんあります。
開催には、国際博覧会条約に条件が定められていて、博覧会国際事務局(BIE)の承認が必要。日本では、1970年の「大阪万博」、2005年の「愛・地球博」に続き、20年ぶりの開催となります。
今回の「大阪・関西万博」のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。「未来社会の実験場」をコンセプトに、世界80億人がアイデアを交換し、未来社会を「共創」(co-create)することなどを掲げています。
- 期間
- 2025年4月13日~10月13日の184日間
- 開場時間
- 9:00~22:00
- 会場
- 大阪・夢洲(ゆめしま)
大阪・関西万博って何があるの? 何を楽しめるの?
圧巻! 世界一大きい木造建築「大屋根リング」

まず、大阪・関西万博のシンボルである「大屋根リング」ははずせません!

スギやヒノキなどを使い、神社仏閣などに見られる日本の伝統的な工法で造られた世界最大の木造建築物で、その荘厳さに感動します。

リング状に会場内をぐるっと1周囲んでいて、内径は約615メートル、1周は約2キロメートル。大屋根リングの下はもちろん、上を歩くこともできます。
建築そのものも必見ですが、高さ約12メートル(外側は約20メートル)のところに設けられたスカイウォークからの眺望も必見! 会場内はもちろん、大阪湾や大阪から神戸の街並みまで見渡せます。

特におすすめなのが夕暮れ時。空をオレンジ色に染めながら、大阪湾に沈んでいく美しい夕日を見ることができます。さらに、日が暮れたあともおすすめ。大屋根リング自体も、周辺のパビリオンもライトアップされ、絶景が広がります。
世界一周気分を味わえる! 158カ国・地域の海外パビリオン

大屋根リングの内側には、世界158カ国・地域のパビリオンが軒を連ねています。



館内ではその国の名所を巡る没入体験や、伝統工芸や文化・歴史に関する展示、その国の料理を味わえるレストランやショップ、民族舞踊のショーなどが楽しめ、まるで現地を旅しているよう。パスポートも航空券も不要で、世界一周体験がかないます。


アフリカや中南米といった日本から遠く離れた国、ビザの取得が難しい国など、なかなか訪れる機会がない国にも触れられる絶好のチャンス。ここで、次の旅行先探しをするのもおすすめです。


その国の伝統や文化が反映されたパビリオンの建築そのものを見て回るだけでも楽しめます。


さらに、日替わりで1カ国ずつ(たとえば5月16日はスペインのナショナルデー、5月17日はカナダのナショナルデーといった具合に)、参加国が自分たちの国・地域をアピールする日「ナショナルデー」も要チェック!
会場内のイベントホールで、その国の民族衣装や伝統舞踊、音楽のパフォーマンスが開催されるなど、1日を通してひとつの国を深く知ることができます。
▼海外パビリオン 詳細
未来や最新テクノロジーに触れられる! 国内パビリオン
大阪・関西万博では、国内の企業や自治体のパビリオン、日本を代表するクリエイターがプロデュースした「シグネチャーパビリオン」も見どころです。

実物大ガンダム像で注目を集めているのが、バンダイナムコホールディングスによるパビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」。軌道エレベーターに乗って、夢洲から宇宙ステーション「スタージャブロー」まで旅する体験を楽しめます。

鉄腕アトムが建物の上にちょこんと乗っているのは、パソナグループによるパビリオン「PASONA NATUREVERSE」。iPS心臓の展示や、ブラック・ジャックが未来の医療のあり方を紹介するなど、最新テクノロジーがもたらす未来社会に触れられます。


「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」も人気パビリオンのひとつ。
スキャンしたデータから生成された25年後の自分に出会う体験や、1970年の大阪万博で話題を呼んだ「人間洗濯機」の進化版「ミライ人間洗濯機」、iPS細胞で作られた心筋シートの展示など、未来のヘルスケアや都市生活に触れられます。


「大阪ヘルスケアパビリオン」にはほかにも、専用端末でプレイする「人生ゲーム」や、自分の腸内環境を探検するゲーム、「モンスターハンター」の世界に浸れる「モンスターハンター ブリッジ」など、楽しい体験型コンテンツが充実しています。

国内の企業・自治体によるパビリオンはほかに、経済産業省が出展する「日本館」、カルティエや内閣府、経済産業省、博覧会協会が出展する「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」、吉本興業の「よしもと waraii myraii館」、パナソニックグループのパビリオン「ノモの国」、「住友館」、「三菱未来館」、「NTT Pavilion」などがあります。
そして、会場の真ん中ではユニークなデザインの8つのパビリオンが目を引きます。これらは、日本を代表する8人のクリエイターが1館丸ごとプロデュースした「シグネチャーパビリオン」です。リアルとバーチャルが融合した体験で「いのち」の概念をアップデートしてくれます。

データサイエンティストの宮田裕章氏がプロデュースしたパビリオン「Better Co-Being」は、妹島和世氏と西沢立衛氏による建築家ユニット「SANAA」が手がけたもので、屋根も壁もない斬新なデザインが特徴です。

メディアアーティストの落合陽一氏がプロデュースしたパビリオン「null²」では、来館者の身体をデジタル化し、ディスプレイに映し出されたもうひとりの「自分」と出会ったり対話したり、未知の体験が待っています。

外壁を水が流れ落ちる建物は、ロボット学者の石黒浩氏がプロデュースしたパビリオン「いのちの未来」。アンドロイドやロボットなどのアバターが登場し、人間とアンドロイドが共存する50年後の未来や、1000年後の人間の姿を見ることができます。
シグネチャーパビリオンは、ほかに下記の5つがあります。
・ジャズピアニスト・数学研究者・STEAM教育者 中島さち子氏プロデュース「いのちの遊び場 クラゲ館」
・生物学者 福岡伸一氏プロデュース「いのち動的平衡館」
・アニメーション監督・メカニックデザイナー 河森正治氏プロデュース「いのちめぐる冒険」
・放送作家・脚本家 ⼩山薫堂氏プロデュース「EARTH MART」
・映画監督 河瀨直美氏プロデュース「Dialogue Theater ‐ いのちのあかし ‐」

また、電動で垂直に離着陸する「空飛ぶクルマ」も披露されます。
毎晩開催!大迫力の噴水ショー

毎日夜には、壮大なスペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」が開催されます。会場は大屋根リング内南側の「ウォータープラザ」。海水で満たされ、海を通じて世界とつながっていることを表現したエリアです。



幅約200メートル、奥行き約60メートルにわたって、約300基の噴水を設置。噴水をはじめ、水のスクリーンに映し出された映像、照明やレーザー、炎などの演出と音楽が共鳴し合い、「水と空気」をテーマにした物語が繰り広げられます。


世界的に有名なドバイの噴水ショーにも負けていないのでは?と思うほどの圧倒的スケールで、これを見るためだけに万博に行く価値あり!
ちなみに、観覧エリアは予約制ですが、大屋根リングの上などからも見られます。ただし、映像を裏から見ることになり、音楽やセリフ、音声はほぼ聞こえません。
アオと夜の虹のパレード
- 開始時刻
- [5~8月]19:30、20:30
[9月以降]19:10、20:30 - 所要時間
- 約20分間
日中にも音楽と噴水のショー「水と空気のシンフォニー」が開催されています。(11:00~16:00の毎時0分から約5分間)
夜のドローンショーも必見!

噴水ショーとあわせて見逃せないのが、毎日日没後に開催されるドローンショー。1,000機のドローンが「ウォータープラザ」外側の夜空を彩ります。

紫にライトアップされた大屋根リングと、光と音、そして最先端のテクノロジーが織りなすスペクタクルショーは感動もの! さまざまな国のパビリオンを巡った1日の締めくくりに見る、「One World, One Planet.」のメッセージにもジーンとくるものがあります。
大阪グルメも海外グルメもまるっと堪能できる!

大阪・関西万博では大阪グルメも注目のポイント。串かつの人気店「だるま」、たこ焼きの人気店「くくる」、ねぎ焼き発祥のお店「やまもと」といった大阪名物の人気店が集結しています。
大阪名物の”目立ってなんぼ”な立体看板もちゃんと設置されているので、お見逃しなく!

レストランやカフェのほか、フードコートも充実しているので、気軽に各々が好きなものを楽しめるのもうれしいポイントです。
さらに、大阪で誕生した回転寿司の人気チェーン店「スシロー」と「くら寿司」も出店しています。なかでも「くら寿司」は、サーモンやはまちといった定番メニューに加え、世界約70カ国・地域の料理を楽しめることで注目が集まっています。


ベトナムの生春巻き、トルコのケバブをはじめ、フランスのカヌレやベルギーのベルギーワッフルといったスイーツもラインナップ。
カメルーンの「マケロ」、パラオの「アホ」、トリニダード・トバゴの「ダブルス」など、料理名からはどんなものかまったく想像できない、珍しい料理も。海外パビリオン併設レストランとあわせて、ここだけで海外グルメ巡りを楽しめます。
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★★万博を最大限楽しむコツ★★
・会場内にはコンビニエンスストア(ローソン、セブン‐イレブン、ファミリーマート)もあり、おにぎりやサンドイッチ、お弁当などが会場外と同じ価格で販売されています。
万博オリジナルデザインのパッケージにも注目を!

・ドリンクの自動販売機も多数あり、会場外とほぼ同価格です。
・食べ物・飲み物の持ち込みもOK! ベンチなど休憩スペースがたくさんあり、そこで食べることもできます。
ただし、アルコール類全般、ビン・缶入りドリンクは持ち込めません。
・アルコールの持ち込みはNGですが、会場内で購入できるのでご安心を。ドイツやチェコ、ベルギー、オーストラリアなどのパビリオンでは、自国産のビールも販売されています。
会場内には「ポケモンGO」ポケストップも!



万博会場内には、ポケモンたちの立体フォトパネルが設置されています。
「ポケモンGO」アプリ内でポケストップとなり、珍しいポケモンに会えるだけでなく、一緒に記念撮影できたり、新機能の「GOスタンプラリー」のスタンプをゲットできたり……。「ポケモンGO」プレイヤーなら、行かないわけにはいきません!
コンプリートなるか!? 200種以上あるスタンプラリー

パビリオンなどに設置されているスタンプを集めるのも万博の楽しみのひとつ。スタンプは200種以上あり、なかにはミャクミャクの期間限定スタンプも。

会場内外のオフィシャルストアでは、スタンプ帳「公式スタンプパスポート」(1,100円)が販売されています。各国のパビリオンを巡りながらスタンプを集めれば、本物のパスポートのようで海外旅行ムードを盛り上げてくれます。
★★万博を最大限楽しむコツ★★
・公式スタンプパスポートを会場内で購入する場合は、東・西ゲート近くにあるオフィシャルストアで販売しています。入場後、まずゲットするのをお忘れなく!
会場限定のミャクミャクグッズがたくさん!

今や大人気のミャクミャク。会場内のショップでは、カチューシャやポップコーンバケツ、ぬいぐるみやバッグ類から、お土産にぴったりのお菓子やキーホルダー、文房具やソックスに至るまで、さまざまなミャクミャクグッズが並んでいます。
なかには、会場限定のグッズや、会場内でも1店舗でしか販売されていないアイテムもあります。

販売場所:会場内オフィシャルストア

販売場所:会場内オフィシャルストア

販売場所:会場内オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

販売場所:会場内オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

販売場所:会場内オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店
西ゲート店 KINTETSU

販売場所:会場内オフィシャルストア 東ゲート店 大丸松坂屋百貨店
西ゲート店 KINTETSU

販売場所:会場内オフィシャルストア 西ゲート店 JR西日本グループ

販売場所:会場内オフィシャルストア

会場外(主要お土産売り場など)でも販売

会場外(主要お土産売り場など)でも販売
また、ハローキティやマイメロディ、クロミをはじめとしたサンリオのキャラクターや、くまモン、ひこにゃん、モンスターハンターなど、さまざまなコラボグッズも展開されています。

販売場所:会場内オフィシャルストア

会場外(一部サンリオショップ)でも販売

販売場所:会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

販売場所:会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU

【左上】VOXENATIONぬいぐるみ(3種 各4,620円)
【下中央】CFBスタンダードモデル Plus フルフル ミャクミャクカラーVer.(3,300円)
以上2点 販売場所:会場内オフィシャルストア 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO
【右】MONSTER HUNTER BRIDGE メインビジュアル プリントクッキー(2,516円)
販売場所:アカカベ 大阪ヘルスケアパビリオン店(大阪ヘルスケアパビリオン内)

オフィシャルストアは、東ゲートと西ゲート付近に2店舗ずつあります。お目当てのグッズがどこで販売されているのか、事前に調べて行くのがおすすめです。
会場内オフィシャルストア
- 東ゲート側
- 東ゲート店 MARUZEN JUNKUDO
東ゲート店 大丸松坂屋百貨店 - 西ゲート側
- 西ゲート店 KINTETSU
西ゲート店 JR西日本グループ
★★万博を最大限楽しむコツ★★
・西ゲート店 JR西日本グループでは、入場翌日6:59までオンラインショッピングを利用できます。
待ち時間や帰宅後にゆっくりショッピングでき、買ったものを持ち歩かなくていいので便利です。さらに、商品をJR大阪駅や新大阪駅で送料無料で受け取ることも可能。新幹線や列車に乗る直前に受け取って、帰宅後すぐお土産を渡せます。
オンラインショップの利用にあたっては、店内に掲出されているその日のアクセスパスコードが必要なので、必ず確認を!
・東ゲート店 MARUZEN JUNKUDOでも、入場翌日6:59までオンラインショッピングを利用可能。アクセスするには、店舗で配布しているQRコード入りのカードを受け取ってください。

また、東ゲートから入って、大屋根リングを抜けたところにある「ミャクミャクHOUSE」では、ミャクミャクのグリーティングも開催されています。
ミャクミャクと触れあったり、一緒に写真を撮ったりでき、ミャクミャクファンにはたまらないスポットです。
チケットの種類・料金
今回の万博は、会場でのチケットの販売はありません。事前に旅行体験予約サービス「楽天トラベル 観光体験」などでチケットを購入し、来場日時の予約をする必要があります。
1回入場可能なチケット
- 1日券
- 大人 7,500円、中人 4,200円、小人 1,800円
- 平日券(平日のみ入場可)
- 大人 6,000円、中人 3,500円、小人 1,500円
- 夜間券(17:00~入場可)
- 大人 3,700円、中人 2,000円、小人 1,000円
※5月7日から当面の間は16:00~入場可
複数回パス
- 通期パス(毎日入場可)
- 大人 30,000円、中人 17,000円、小人 7,000円
- 夏パス(7月19日~8月31日の毎日入場可)
- 大人 12,000円、中人 7,000円、小人 3,000円
大人:満18歳以上、中人:満12~17歳、小人:満4~11歳、3歳以下 無料
★★万博を最大限楽しむコツ★★
・万博は毎日22:00まで営業しているので、17:00から(5月7日より当面の間は16:00から)入場できる夜間券もおすすめ!
夜はスムーズに入れるパビリオンも多く、大屋根リングやパビリオンの夜景、噴水ショーやドローンショーも見られます。さらに、夏は日中の暑さを避けて、比較的快適に楽しめます。

・1日ではとても回りきれません! 通期パスや夏パス、夜間券などを活用して、複数日行くのがおすすめです。
見どころが充実しているので、1パビリオンで早くて30分ほど、じっくり楽しんでいると1~2時間かかることもあります。
・パビリオン・イベントの抽選申込みチャンス(詳細は後述)を最大限活かすため、チケットの購入、来場日時予約は早めがおすすめです。来場日時予約は3回まで変更できます。
行く前に要チェック! 準備・持ち物・攻略法
パビリオン・イベントの予約
パビリオンやイベントによっては、入場・体験に予約が必要なものがあります。
「EXPO2025デジタルチケットサイト」上で、2回の抽選申込みチャンス、1回の空き枠の先着申込みチャンスがあり、当日入場後に予約することもできます。
- 抽選1回目
- 申込期間:来場3~2カ月前の前日
当落発表:2カ月前 - 抽選2回目
- 申込期間:来場1カ月前~8日前
当落発表:7日前
※各抽選、第5希望まで申込み可能、当選は各回最大1枠 - 空き枠の予約(先着)
- 申込期間:来場3日前00:00~前日9:00(1枠予約可能)
- 当日登録
- 入場10分後から、1枠登録可能(その枠を消化後、新たに1枠登録可能)
抽選対象パビリオン一覧(2025年6月3日時点)
- 海外パビリオン
- ・イタリア(抽選1回目は対象外)
・オーストラリア
・オランダ
・カナダ
・クウェート(抽選1回目は対象外)
・セルビア
・タイ
・韓国
・ハンガリー
・ポーランド
・国連
・国際赤十字・赤新月運動館 - シグネチャーパビリオン
- ・8館すべて
- 国内民間企業パビリオン
- ・NTT Pavilion
・電力館
・住友館
・パナソニックグループパビリオン「ノモの国」
・三菱未来館
・よしもと waraii myraii館(抽選2回目は対象外)
・PASONA NATUREVERSE
・BLUE OCEAN DOME
・GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION
・TECH WORLD
・ガスパビリオン おばけワンダーランド
・飯田グループ×大阪公立大学共同出展館 - 国内パビリオン
- ・日本館
・ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier
・大阪ヘルスケアパビリオン(リボーン体験、リボーン体験+人生ゲームREBORN in 2050、モンスターハンターブリッジ)
・関西パビリオン
・未来の都市
・空飛ぶクルマ ステーション(抽選1回目は対象外)
※上記以外のパビリオンは自由に入館、または先着順で入館可能です。ただし、2025年6月3日時点の情報に基づくもので、最新情報はオフィシャルサイト、アプリなどでご確認ください。
★★万博を最大限楽しむコツ★★
・抽選申込みの当選確率を上げるには、競争率の高い土・日・祝日や午前~昼頃は避け、第5希望まで申し込むとよいでしょう。
・来場3日前からの空き枠予約は、受付スタート時刻の00:00頃はアクセスが集中することがあります。00:00より前にあらかじめログインしておき、00:00になったら予約に進むのがおすすめ。
もしその場で予約がとれなくても、空きが出る可能性もあるので、前日9:00までこまめにチェックしてみてください。
・複数人分をまとめて申込み・予約できます。一緒に申込む人のチケットID(英数字10桁)が必要です。
・Xユーザー@t_tsujiさんが作成した予約要・不要がひと目で分かるマップをプリントして持って行くと便利です。

・スマートフォン操作が苦手、インターネット予約は難しいという人には、会場内に当日登録できる端末が用意されています。
・たとえパビリオン・イベントの予約が取れなくても、海外パビリオンをはじめ、予約不要のものも多数あるので心配無用です。
・3歳以下は入場無料ですが、座席が必要なパビリオンやイベントに申込み・予約する場合は、「3歳以下無料券」が必要です。「3歳以下無料券」は、大人・中人の入場券1枚につき3枚、通期パスは9枚、夏パスは6枚まで公式webサイトから入手できます。
持ち物
・クレジットカード、電子マネー、コード決済
会場内では現金は使えません。クレジットカード、電子マネー(Suica・PASMO・ICOCA・PiTaPaなどの交通系電子マネー、楽天Edy、iD、QUICPayなど)、コード決済(楽天ペイ、PayPayなど)をあらかじめ用意しておきましょう。会場内には、プリペイドカードに現金からチャージできる端末も用意されています。
・モバイルバッテリー
今回の万博では、環境に配慮し、基本的に紙のチケットやパンフレットは用意されていません。スマートフォンアプリでパビリオンの予約をしたり、イベントスケジュールを確認したり、パビリオンによってはアプリを使って楽しむアクティビティも。とにかくスマートフォンの出番が多く、モバイルバッテリーはマストです。
・会場内の地図
紙の地図は有料(200円)のため、公式サイトなどからプリントアウトして持って行くのがおすすめです。
・ドリンクボトル
会場内にはウォーターサーバーが用意されているので、マイボトルを持っていくと、無料で水分補給をできます。ボトル洗浄機も無料で利用できます。

・帽子、日傘
日影があまりないので、帽子や日傘を持っていくのがおすすめ。暑い日は熱中症対策、日焼け・紫外線対策も忘れずに!
服装
・スニーカーなど、歩きやすい靴
万博会場は東京ドーム約33個分、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン約3個分と、とにかく広い! 取材時は1日で約30,000歩も歩きました。歩きやすい履き慣れた靴はマストです!
・(夏以外)羽織るもの、日中と夜の寒暖差に対応できる服装
取材に訪れた4月は、日中は暖かいものの、日が沈むと肌寒く、軽くてコンパクトに畳めるアウターがあると便利です。
その他
・先述のとおり会場はとても広いので、歩き疲れたら、会場内を走るバス「e Mover」(1回400円、1日乗り放題1,000円)を活用するのがおすすめ。
バスだけが走れる海沿いの大屋根リングの下も通るので、海辺のドライブ気分も味わえます。

・4時間無料で借りられる電動カート「パーソナルモビリティ」を借りる手も。
ただし、台数に限りがあり、予約もできないため、東・西ゲート近くにある貸出場所に直接行ってみる必要があります。レンタル手続きには顔写真付き身分証明証の提示が求められますが、免許は不要です。

・大屋根リングの下など、ベンチや休憩できるところはたくさん用意されています。
・大きな荷物(600×400×高さ900mmを超えるもの)、キャスター付きの荷物(サイズ問わず)は会場内に持ち込めません!
宿泊先や夢洲到着前にコインロッカーなどに預けておきましょう。
主要乗り換え駅の弁天町駅、桜島駅にも大型荷物預かり所があります。
また、会場のゲート横に小サイズのコインロッカーはありますが、数は限られています。
・トイレは至るところにあり、並ぶことはあまりないはずです。

要注意! アクセス方法によって入場ゲートが異なる
会場の「夢洲(ゆめしま)」には、関西最大のターミナル駅である梅田・大阪駅から電車やシャトルバスで30分ほど。大阪市中心部から簡単にアクセスできます。
ただ、会場には西ゲートと東ゲートの2カ所あり、アクセス方法によって入場ゲートが異なります。来場日時を予約する際に入場ゲートを指定する必要があるため、事前に把握しておきましょう。
バスは「西」ゲート

主要駅からのシャトルバスや高速バス、伊丹空港・関西国際空港からの空港バス、駐車場からのシャトルバスを利用する場合は、「西」ゲートから入場します。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのとなり駅、JR「桜島」駅からはシャトルバス(要予約)が5~10分間隔で運行していて、会場西ゲートまで所要時間は15分ほど。
西ゲートは東ゲートに比べて空いていることが多く、桜島駅からシャトルバスでアクセスするのが狙い目かもしれません。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンも万博も両方満喫する欲張りな旅もラクにかないます。
▼新大阪駅・梅田駅・JR大阪駅からシャトルバスでのアクセス
・JR大阪駅からJR大阪環状線(内回り)で「西九条」駅へ。JRゆめ咲線に乗り換え、終点「桜島」駅へ。直通シャトルバス(350円)で会場西ゲートまで約15分
JR新大阪駅・JR大阪駅から桜島駅への直通列車「エキスポライナー」も1時間に1本程度運行


・JR大阪駅・梅田「マルビル」から直通シャトルバス(1,000円)で会場西ゲートまで約30分
・JR大阪駅・梅田「うめきたグリーンプレイス」から直通シャトルバス(2,000円)で会場西ゲートまで約40分
・新大阪駅から直通シャトルバス(1,500円)で会場西ゲートまで約30分
※シャトルバスはいずれも「KANSAI MaaS」アプリから要予約
※上記の運賃はいずれも、大人・子ども同額
ちなみに、梅田駅と大阪駅はほぼ同じ場所にあります。
地下鉄では「梅田」駅、阪急・阪神では「大阪梅田」駅、JRでは「大阪」駅と駅名が異なりますが、近い位置にあるので簡単に乗り換えられます。
▼参考
そのほか、なんば駅、天王寺駅(あべのハルカス前)、近鉄・大阪上本町駅、京阪・中之島駅、南海・堺東駅、南海・堺駅、尼崎駅からも会場直通のシャトルバスが運行しています。
地下鉄は「東」ゲート

地下鉄(大阪メトロ)夢洲駅を利用する場合は、「東」ゲートから入場します。夢洲への地下鉄は2~3分に1本運行していて、駅は東ゲートの目の前にあり、アクセス至便。

▼新大阪駅・梅田駅・JR大阪駅から地下鉄でのアクセス
・大阪メトロ御堂筋線 新大阪駅・梅田駅から「本町(ほんまち)」駅へ。大阪メトロ中央線に乗り換え、終点「夢洲」駅へ
・JR新大阪駅からJR京都線で1駅のJR「大阪」駅へ。JR大阪環状線(内回り)に乗り換え、「弁天町」駅へ。大阪メトロ中央線に乗り換え、終点「夢洲」駅へ

車は乗り入れNG! 駐車場からシャトルバスで「西」ゲートへ
車で行く場合、自家用車は夢洲島内に入れないので注意が必要です。舞洲(まいしま)、尼崎、堺に設けられた駐車場(前日までに要予約・有料)から、シャトルバスで会場西ゲートにアクセスできます。
とにかく広くて、見どころ盛りだくさんで、1日では足りない今回の万博。一度行くと、あれも見たい!これも体験したい!あれも食べたい!と、2回、3回と行きたくなります。日本で158カ国・地域に触れられる貴重な機会なので、ご紹介したポイントを押さえて、めいっぱい万博を楽しみ尽くしてください!
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撮影:福羅広幸 取材・文:楽天トラベルガイド編集部
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